小林漆器
Kobayashi Lacquer Ware

小林漆器

〒036-8064 青森県弘前市東城北3-3-12
0172-34-5681
http://kobayashishikki.com

1873年に開催されたウィーン万国博覧会で、このとき初めて「津軽塗」と名づけられた青森の塗り物は、ジャポニズムに沸くヨーロッパの人々を深く魅了しました。これらは、17世紀から津軽藩の漆器産業の中心を代々担ってきた、青海源兵衛(せいかいげんべえ)氏一門の手による作品でした。小林漆器は、初代小林友三郎氏が、七代目青海源兵衛氏の直弟子として師事を受け、以来百数十余年、六代にわたり、この津軽の地で漆芸一筋。津軽塗の製品開発から、製造、卸し、小売りまでを一貫して手掛けています。

津軽塗は、幾重にも塗り重ねた漆を、なめらかに研ぎ出して模様を表します。この繰り返しに、実に数十回の工程、2カ月以上もの日数を費やすことで、複雑で美しい漆模様と頑丈でしっかりとした触感を生み出しています。この技法は、「研ぎ出し変わり塗」と称され、津軽塗職人のもっとも重要な技術、そして誇りとして、脈々と受け継がれてきました。

これらの伝統を守りながらも、ガラスやシルバー、デザイナーズ家具やオートバイなど、新しい素材やアイテムとのコラボレーションも盛んに行うことで、津軽塗の新たな表情を引き出し、漆芸の維持・発展に尽くしています。

PRODUCT

少しずつ形の異なる小さな「○」がたくさん集まった図柄がかわいらしい「七々子塗」は、津軽塗を代表する模様です。この模様をつけるために菜の花の種を蒔き付け研ぎ出すという工程を経ているのが、七々子塗の独特の技法。近くで見ると、大きな○や小さい○、細長いものや仲良くつながったものもあり、何だかとてもにぎやか。一見シンプルなので日常生活にすっと溶け込みつつも、手作りならではの柔らかな風合いが使い手の心を癒してくれます。