こぎん刺し 西谷文子
Fumiko Nishiya

こぎん刺し 西谷文子

〒030-0964 青森県青森市南佃2-21-1
090-5183-6525

青森市生まれ。2007年よりこぎん刺しの権威である故鎌田光展氏に師事し、県展や日本現代工芸美術展などに出品。毎年開催される東北現代工芸青森会展に参加し、小物類を作成・販売しています。

「こぎん刺し」とは、津軽地方に江戸時代から伝わる刺し子技法のひとつ。当時この地の農家の人々は麻でできた着物で農作業をしていましたが、この野良着の補強と保温性を高めるため、女性たちが木綿糸で刺し子をしたのがはじまりと言われています。津軽地方では野良着のことを「こぎん」と呼んでいたため、この名前がついたのだそう。

こぎんの基礎模様は単純なものから複雑なものまで、300種類以上と言われており、単純なこぎん模様を組み合わせることで美しい紋様を表しています。伝統的なこぎん刺しは「藍染の麻布に白い木綿糸」ですが、近年はさまざまな布や糸を使用し色彩豊かなものへと発展しつつあります。こぎん刺しの伝統技術をもとに独自の技法を考案し絵画的表現を確立させた鎌田氏に、「自分で作りたい構図を描き、それをこぎん模様で表現する」技法を習い、これを実践。特殊な工程を踏まえ、糸をよりながら刺すことで自然できれいなグラデーションを表現しています。

PRODUCT

基本模様5種類を中心に刺した、コースターとカードケースです。それぞれの模様には、「井戸枠」「花つなぎ」「てこなこ」「島田刺し」「四つこごり」といった、古くからの名称があるので、その由来をイメージしながら好みの柄を選ぶのも楽しそう。伝統の単色ではなく、赤や青、白といった複数色で刺しているので、どこかポップな趣も感じます。小さいながらも、こぎん刺しの伝統と手づくりの温もりがぎゅっと詰まった存在感ある一品です。