職人たちの技を集結させて 津軽塗の多彩な魅力を発信  

縄文遺跡からも出土する漆器にみられるように、人類が文明を築いて以来、最も長く利用してきた植物性原料のひとつが「漆」です。漆器は、大切な日用品であり芸術品として、古くから日本人の生活に寄り添ってきました。青森県漆器協同組合連合会は、弘前市内の16名の津軽塗認定工芸士とともに、食器などの小物から家具や建物の外装までさまざまなアイテムに漆を施しながら、この地で300年あまり続く「津軽塗」の伝統を守っています。   

津軽塗は、代表的な塗り技法である唐塗や、小さな水玉模様がかわいらしい七々子塗、黒地に黒の模様がシックな紋紗塗、それに、七々子地に黒漆で模様を描き錫粉を蒔いた錦塗と、趣の異なる4つの技法を用います。気の遠くなるような手間と時間をかけてつくられるため、漆の層が厚く、硬くて丈夫。それゆえ強度が高く長く使い続けられることが津軽塗の魅力です。また、自然が生み出す小宇宙のようなデザインと品のよい深い艶も人々を惹きつけて止みません。さらに近年では漆の抗菌効果も注目されていることから、マスクケースなどの抗菌アイテムも開発中です。さまざまな角度から漆の魅力を紹介できればと思っています。 

青森県漆器協同組合連合会/会長・石岡 健一

〒036-8061 青森県弘前市神田2-4-9 弘前市伝統産業会館 

E-mail: tugaru-isiokakougei@extra.ocn.ne.jp 

http://www.tsugarunuri.org